クレンジングのやり方、間違っていませんか？種類と正しいやり方を徹底解説！
最近は化粧水や乳液、美容液などの種類も多く、スキンケアを楽しんでいる人が増えています。あれこれと気になる成分をチェックする前に、スキンケアの基本として身につけておきたいのが「クレンジングのやり方」です。クレンジングが間違っていると、お気に入りの化粧品が効果を発揮しきれていないかも。
肌を洗浄するプロセスの中で、洗顔はあれこれ気を使っても、クレンジングは意外とやり方をきちんと教わってこなかった人が多いかもしれません。健やかな肌をこれからも保つために、あなたに合ったクレンジング剤の選び方や正しいやり方をマスターしてみませんか。
毛穴の黒ずみも、肌荒れも、クレンジングのやり方が間違っていたせい？
クレンジングの目的は、油に溶ける性質を持つ汚れ（ファンデーションや皮脂など）を落とすことです。クレンジング剤は、主に油性成分と界面活性剤で作られています。メイクや皮脂は油溶性であり、肌から浮き上がらせて落とすためのケアが欠かせません。さらに、普段なら混じり合わない水性成分と油性成分を結合させて水で洗い流しやすくする界面活性剤も必要です。
クレンジングをおろそかにしていると、メイクや余分な皮脂が肌表面に残って汚れと混じり合い、不衛生な状態に陥って肌荒れの原因になることも。それに加えて、油性の汚れが毛穴に詰まって酸化すると黒く変色します。ニキビやイチゴ鼻に悩まされることがないように、日頃からクレンジングは正しいやり方でしっかり行いましょう。
オイルやジェルなど、どれだけ知っている？クレンジングの種類と選び方
油性成分と水性成分の配合バランスによって、クレンジング剤は主に5つのタイプに分けられます。
メイクを落とす力が強い方から並べると、
オイルタイプ＞クリームタイプ＞ジェルタイプ＞ミルクタイプ＞ローションタイプ
という順番です。また、クレンジングの種類によって肌への負担も変わってきます。
クレンジング剤は、普段のメイクの濃さ、肌の状態によって使い分けることが重要。ウォータープルーフのばっちりメイクをした日はオイルタイプ、ナチュラルメイクの日はミルクタイプがおすすめです。メイクをしたまま寝てしまいそうなときは、少しだけ頑張ってローションタイプで拭き取りましょう。ただし、メイクを落とすことに特化したクレンジング剤では、ほこりや老化角質のような落とし切れない汚れもあります。そのため、どのタイプでもクレンジング剤を使った後はできるだけ洗顔料で顔を洗ってくださいね。
濃いメイクも楽に落とせる【クレンジングオイル】
オイル自体にメイクを落とす働きがある上に、界面活性剤も多く含んでいます。そのため、今回ご紹介する5つのタイプの中で最もメイクを落とす力が強いタイプです。しっかりメイクでも楽に落とせますが、同時に必要な皮脂まで一緒に除去される場合があります。乾燥が気になる人は、クレンジングオイルは日常使いせず、メイクが濃い日だけにとどめておくのがおすすめです。
＜おすすめの肌質＞…普通肌
肌への使い心地が優しい【クレンジングクリーム】
油性成分を多く含み、界面活性剤の配合量は少なめのタイプです。メイクを落とす力が比較的強く、優しい使い心地で肌が乾きにくいので乾燥肌の人にも使いやすいのが特徴。油性成分が肌に残りやすいので、顔を軽く押さえるようにクレンジングクリームをティッシュオフしてから洗い流すのがおすすめです。
＜おすすめの肌質＞…乾燥肌、インナードライ肌、普通肌
みずみずしくさっぱりとした使用感【クレンジングジェル】
水性成分に、界面活性剤を多めに含ませてメイクを落とすのがジェルタイプです。メイクを落とす力はそれほど強いものではありませんが、みずみずしい感触でさっぱりした洗い上がりになります。ただし、肌を守っている皮脂膜まで洗い流しやすいため、乾燥肌の人には負担がかかる場合もあります。
＜おすすめの肌質＞…普通肌、脂性肌
肌への負担が軽く洗い流しやすい【クレンジングミルク】
クリームタイプより油性成分が少ないため、水に溶けやすく、洗い流しやすいのが特徴です。使用後にさっぱりとした感触があり、肌質を問わず使用しやすいタイプです。肌への負担が少ない傾向にあり、ウォータープルーフ等以外の軽いメイクならミルクタイプでも十分落とせます。
＜おすすめの肌質＞…乾燥肌、インナードライ肌、普通肌
時短したいときの強い味方【クレンジングローション（シート）】
クレンジングローションをコットンにしみこませて拭き取ったり、クレンジング剤がしみこんだシートを使ったりして、手早くメイクを落とす方法です。クレンジングで油分を浮かせて汚れを落とす、という工程を省略して、界面活性剤の力でメイクを落とします。しかし、肌の表面は均一ではなく、メイクや皮脂のような油溶性の汚れは拭くだけでは落ちにくいので、メイク汚れが残ってしまうことも。また、濃いメイクの場合、ゴシゴシこすってしまいがちで、摩擦による肌への負担も気になります。できれば日常使いではなく、時短したいときだけ使うのがよいでしょう。化粧直しやクレンジング後の拭き取りにも使用できます。
＜おすすめの肌質＞…普通肌、脂性肌
湯気がいっぱいのお風呂でやると気持ちいいかも！クレンジングの正しいやり方
クレンジング剤の成分も年々多様化し、顔を濡らした状態で、手に水がついていてもメイクが落とせるという商品もあります。そのため、「温かい湯気に包まれて毛穴を開いてからすっきりクレンジング」なんて、ちょっと優雅なスキンケアも楽しめるようになってきました。お風呂でクレンジングするときも、入浴前に部屋や洗面所でメイクを落とすときも、正しいやり方を知っておくことが大切です。きれいに汚れが落ちた肌は、とても気持ちがいいですよ。
また、最近のポイントメイクアイテムは、簡単に洗い流せないものや、落ちにくいものが増えています。落ちにくいアイテムを使用したときは、専用のクレンジング剤を使う方がよいでしょう。ついついやってしまうクレンジングのNG行動も一緒にご紹介します。
落ちにくいポイントメイクは専用のクレンジング剤で
- 専用のクレンジング剤をコットンの裏にしみるくらい含ませます。目元や口元にのせ、しっかりフィットさせて1分くらい置き、メイクとなじませます。
- 肌をなるべく摩擦しないように、コットンをゆっくり動かし、メイクを拭き取ります。この時点でメイクが少し残っていても問題ありません。そのまま、顔全体のクレンジングに進みましょう。
顔全体のクレンジングは優しく！手早く！が鉄則
- 適量のクレンジング剤を手に取ります。各メーカーによって適量が異なるので、商品の説明書を参考にしましょう。
- 最初に、顔の中でも比較的皮膚が強いTゾーン（額から鼻にかけた部分）にクレンジング剤をのせます。そして、指の腹を使い、くるくると優しくメイクとなじませます。
- 次に、フェイスラインや頬などにクレンジング剤をのせ、2と同様にクレンジング剤とメイクをなじませます。
- 最後に、目元や口元など皮膚が弱い部分にクレンジング剤をのせ、メイクとなじませます。この部分は繊細なので、特に優しく丁寧に。
- ぬるま湯で素早く洗い流します。次に行う洗顔で落とせるので、メイクが多少残っていても問題ありません。
せっかくクレンジングをしても効果半減！やりがちな4つのNG行動
- NG1）肌をゴシゴシこする
メイクをきれいに落とそうと、肌をゴシゴシこするのはNG。肌表面をおおっている角質が傷ついて乾燥や肌荒れを引き起こす場合があります。 - NG2）クレンジング剤をケチる
肌になじませるときにクレンジング剤が少ないと摩擦が起きやすく、これまた肌荒れの原因に。必ず適量を守りましょう。 - NG3）熱湯や冷水ですすぐ
洗い流す場合は熱いお湯を使わないように。うるおいを保ち、肌を守っている必要な皮脂まで奪ってしまいます。また、冷たい水だとメイクや皮脂、クレンジング剤の油性成分が上手く溶けず落ちません。 - NG4）時間をかけ過ぎる
実は、スキンケアの中でもクレンジングは肌に負担がかかるプロセスだと言われています。長く時間をかけると、肌のうるおいを取り過ぎて刺激になることも。40秒でクレンジングをなじませ、20秒で洗い流す、トータル1分ほどで終わらせるように心掛けましょう。
メイク汚れは翌日まで持ち越さない！クレンジングこそ美肌が続く秘訣
クレンジング剤の選び方と正しいやり方を覚えたら、あとは毎日続けて肌本来の美しさをキープするだけ。素肌力がアップしてくるとうれしくて、メイクをしたまま寝てしまうなんてこともなくなるかもしれませんね。しっかりクレンジングした後は、FOUR SEEDSのスキンケアシリーズを使った洗顔&保湿ケアがおすすめです。肌を育てる4種類の種子エキスと保湿美容成分があなたの肌を健やかに整えます。
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